2019/03/28
地域ケア会議「市営団地の居場所づくり」について
市営団地周辺地域より「居場所が欲しい!」という声が多く聞かれるようになり、地域ケア会議を開催させて頂きました。
ご多忙の中、参加して頂きました皆様方には本当にありがとうございました。
皆様の貴重な意見を、今後活かしていけるように頑張りたいと思います。
市営団地周辺の現状
【住民の声(75歳訪問)・民生委員からの情報・喫茶店や飲み屋など住民のコミュニティーからの声・ボランティアからの意見・ケアマネージャーや相談支援事業所等専門職種からの意見・行政機関からの情報】
・人口減少で人と人との関係が薄くなっている。何かを相談する先もない。
・閉じこもりも多い。誘ってあげたいと思うが誘い出す場所も何にもない。
・交通手段がなく外出できない。歩いていける場所は何もない。
・障がい者が日中活動する場所がない。地域活動センターを紹介するが街中で遠い。街中に一人で行かせることは心配なので親が外出させないというケースも多い。
・高齢者が行く場所がない。サロンの活動階数を増やしてほしい。
・サロン等集まる場所がない。公園やサッカー場などの軒下がある屋外で集まっていることも多い。
・喫茶店と飲み屋があるが、毎日集まるにはお金もかかる。気軽に集まれる場所が欲しい。
・不定期なイベントではなく、いつでも気軽に立ち寄れる場所が欲しい。
・特に団地西側には何もない。集まる場所も店もない。
・以前は管理人がいて草取り等積極的に行い、それがコミュニティーとなっていた。今はなくなっている。
・中田島団地に入居できる要件は、20歳以上単身世帯でも可能とするなど、ハードルを下げているが、申し込みも少なく人口が増える様子はない。
・高齢者の一人暮らし、高齢者世帯の増加、貧困、買い物問題、閉じこもりなど多くの課題を持つ中田島団地では、地域のコミュニティーとなる場所が非常に少ないという現状が明らかになった。このことは、見守り機能や早期課題発機能をはじめ、孤独孤立や閉じこもりの防止、介護予防等地域福祉の向上を妨げる大きな要因となっている。
今後の「居場所づくり」について
・市営団地の空き部屋に住民の居場所(コミュニティー)をつくることは制度上可能。県内の前例を参考しつつ、関係機関と連携し「居場所づくり」における課題を一つ一つクリアしていく。