南風ブログ

　10連休が過ぎて元号が令和へと変わって半月が過ぎ、世間はようやく普段の落ち着きを取り戻してきました。年中無休の介護業界にとって連休とは縁が薄く、ほなみ会では毎日誰かが頑張って出勤し、平常通り業務が行われています。
　その様な中で、新年度初めての法人勉強会が行われ、100名近くの職員が終業後に集まりました。今回の勉強会は、静岡県静岡県社会福祉協議会事務局長である高橋邦典氏を講師としてお招きし、「行政マンはミタ！介護現場の光と影」と題して、ご自身の介護経験と静岡県健康福祉部福祉長寿局介護指導課長として介護事業者を指導してきた体験等による講義をしていただきました。

介護保険が始まり、「ユニットケア」との出会いを経る中で、自らも介護に携わる上で経験した辛さや疑問等から、被介護者が普通の人間らしく当たり前に生活できるために、介護事業者に求められる事柄を考え指導されてきたというお話は、誰にとっても身近で重要な事であり、職員一同重みを感じて聞き入ってしまいました。




高橋氏いわく
・「個別ケア」とは尊厳を守るケア＝人として大切にするケアであり、それに必要なものは「理念」「知識」「技術」「感性（人間観）」である。
・介護は希望の光である

　職員も管理者も、ほなみ会を立ち上げてまで実現したいと思っていた、あの時の志を思い出し、原点に戻って今行っている介護について考えるきっかけとなる貴重なお話でした。
本当にありがとうございました。